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Q1.転職をするのに年齢的な限界はありますか?

年齢的な限界はないと思います。
よく転職に関して35歳限界説がありますが、ある意味当たっていて、ある意味外れていると思います。
 
当たっている点は、キャリアは何回でもやり直しがきくんですね。特に若いときは吸収力もあるから適応もできていく、新しい環境に慣れていくこともできる。ある意味キャリアをゼロリセットするということを考えると30代前半くらいまでかなという考え方があります。 
 
要は自分が何かやりたいことがあって、今やっている仕事と全く違うとか、新しいことをやりたいと思ったときにある程度どういう会社でも行けるというのが30代前半、よくいって35歳までということはあると思います。だからやり直しがきくということを考えると35歳までというのはひとつあると思います。 
 

ただし、30代後半あるいは40代になって転職できないかというとそうではなくて、転職はできます。ただし、条件がついてきて、要はその年齢に応じたスキル、経験が身についているかというのが大きいですね。スキル、経験についても二つの軸があって、一つはプロフェッショナリティーというか専門性が高いかということ。もう一つはマネジメントですね。要は部下のマネジメント、組織のマネジメントの経験、どちらかが備わっていないと逆に転職できない。逆にどちらかでも備わっている人は、何歳になっても転職できる。

例えば、30代後半から経営を経験して40歳から社長になった人は、ほかの会社で社長のポジションがあくとそこに移れたりする。世の中の多くの社長のキャリアを見ていると3社、4社変わっている。社長だけをみると50、60になっても別の会社に転職して社長に変わっていく人がいる。今LIXILの社長をやっている藤森さんは60歳までGEというアメリカの世界で5番以内に入る会社のアジアの責任者をやっていたが、60歳になったときにLIXILという日本の大きな会社の代表取締役になった。そういう意味では年齢ではなくて、年齢に応じたスキル、経験、キャリアがあれば転職ができるということです。

Q2.業界や職種を変えたいと考えていますが、転職は可能でしょうか?

30前半、35歳くらいまでであればゼロクリアできるということなので、どうしてもやりたいことがあればチャレンジできると思います。

年齢が高くなったらできないのか、これは難しくなるとしか言いようがない。100%できないかというとそうでもない。

例になるかわからないけれども、ケンタッキーフライドチキンを作ったカーネルサンダースさん、彼は実は50代後半になってあの会社を作っています。それまではサラリーマンでした。転職と考えるとなかなかポジションの関係、年齢の関係があるので難しくなるが、起業という選択肢も入れると、実はキャリアチェンジというのは何歳になってもできる。

ちょっと余談になりますが、50歳を超えて行き先がない人がいて、実は大きな社会課題にもなっている。逆を言うと50歳まで会社に一生懸命尽くしてきたのにリストラがあったり希望退職の制度があったりして辞めざるを得なくなった。そうすると50歳で辞めて転職先があるかというとなかなか無くてどうしたものかというところで彷徨っている方が多い。結構社会問題だと思っています。だからそういった方々に対してもセカンドライフという考え方で、新たにもう一回ゼロから作り上げる感じで自分ができる事業を考えてもいいのではないかというところをお勧めしたりします。50歳をこえてからの社会起業なんていうのもあるのではないかという話をしているところです。

Q3.これから活気の出る業界はどこですか?

業界の切り口は結構難しいと思います。 
 
かつては、盛んな業界があって、2000年あたりにITブームの頃はやはりIT企業が業界としては盛んでした。ちょうど、5,6年前、不動産関係のバブルがあった時代は不動産業界は多くの採用ニーズがありました。直近でいうと、ソーシャルゲーム絡みですね。モバゲーであったりグリーさんであったり、そういったところはニーズが強かった。 
 
けれども、ここへきてはっきりしてきたのは、業界で判断するというより会社、個別ですね。個別のニーズのほうが強くなっていると思います。要は業界よりも強い会社。オーナーとしても優秀なオーナーがいるとかリーダーがいるという会社であり、あとは面白い会社ですね。いろんな面白い仕掛けをやっている会社のほうがニーズがあって、業界というよりも会社を見ていくほうが大事なのだと思います。だから、そうい意味では業界を見るよりは自分が本当に面白そうだなと思う会社を探しにいったほうがこれからはいいと思っています。

Q4.海外で活躍できる仕事をしたいのですが、転職先を選ぶポイントはありますか?

転職先を選ぶポイントも重要ですが、それ以上に重要なことは海外で仕事をするためにはどういう風に普段気を付けなければならないかということを考えた方がよいと思います。なぜなら、今いる会社が海外に出ようとする可能性がなくもないし、もしくは偶然自分が海外に行こうとしている会社に出会うかもしれない。どちらかというと海外で働けるチャンスが来たときにちゃんと受け止められるように準備をしていくことのほうが大事だと私は思っています。

もちろん英語であったりそういう部分も普段から鍛えておいたほうがいいでしょうし、それ以上にグローバルに考えられるとか、国籍を問わず、様々な人とコミュニケーションが上手くとることができるとか、自分自身がやはり常にグローバルな環境に適応できるように普段から準備をしておくことが大事だと思います。そういう意味では、いろいろな異国の人が集まっている場所に行ったり、もしくはいろいろな違う国の情報が出ている、例えばテレビだとCNNだとか世界のニュースも見たり、自分自身が常にグローバルな視野を持てるような人になれるように準備をしておくとチャンスが来たときに海外に出られることになるのでそちらのほうが大事だと思います。

Q5.会社を経営しているのですが、事業会社に転職することは可能でしょうか?

はい、可能です。けれども、ただどうしてその会社の経営をやめて事業会社に行くか、自分の中で気持ちの区切りはつけておいたほうがいいですね。なぜならば、会社の経営をやるということはほとんどが自分でリスクもとって、自分で決断してということになっています。事業会社に戻るということは、そこに自分の上司が存在することになり、上司の言うことを聞いて仕事をしなければならなくなります。そういう意味では仕事はできるんでしょうけれども心構えの部分で苦労する可能性はあります。

あとは、受け入れる側も一度経営をやっていた人が事業会社に本当に適応するのか、そこが一番心配に思うところだと思うので、今言った部分の「じゃあ、なぜ事業会社に行くの?」という部分が周りの人から聞いても「あ、そうだよね」と納得できる理由が用意できるのであればできるのではないかと思いますね。次にもう一回会社を立ち上げるために、今ちょっとお金がなくなったので事業会社で働かせてもらうしかないなと考えるケースがよくあります。こういうケースでも悪くはないですよね。であればそういうことをちゃんと面接でも話をされて、それでもいいからうちに来てくれという会社を見つけることがいいと思います。

Q6.今後、役に立つ資格はありますか?

資格は基本的に役に立つという意味では国の法制度にのっとって必要な弁護士や会計士、税理士は資格を取ることによっていろいろな仕事が発生するということがあるので役に立ちます。ただこの分野でさえも、今は弁護士も会計士も、人が多くなってしまってどんどん仕事が減っていて就職難になりつつあると言われています。そのほかの資格で転職に有利なものがあるかというと多少疑問ですね。今はどんな資格を持っているかよりもその人が何ができるか、何をやってきたかということが一番重要なポイントになっているので、そういう意味では資格の価値は昔に比べるとだいぶ落ちてきています。資格を取ればいい仕事に就けるというのは無いと思っていたほうがいいと思っています。

Q7.転職活動に一番、必要なことは何ですか?

一番必要なことは自分を知るということですね。 
 
自分何が得意なのか、自分の強みの部分や、何よりも自分がやりたいことや自分が価値を感じることをちゃんと把握していることだと思います。ただ、やりたいことが見つかるかというと、本当にやりたいことが見つかるまでは時間がかかるのが普通だと思います。よく転職相談で「田中さん、やりたいことが見つからないので仕事を頑張れないんです」と言われますが、それはそれでちょっとおかしいですよね。 
 
目の前にある仕事を一生懸命頑張ることによって、よりスキルが磨かれてやりたいことに繋がっていきます。やりたいことを見つけないといい仕事が見つからないかというとそうでもないなと思っていて、それよりも自分がたまたま出会った仕事を一生懸命やっていくなかでスキルを磨いていくのです。 
 

要は何かしらプロフェッショナルなスキルが必要なので、どういうスキルを自分は磨いていくのかということをちゃんと意識したほうがいいでしょうね。その延長線上に今の会社なのか、違う会社のほうがいいのかということで考えていくのが転職だと思います。だから、スキルを磨くというふうに考えたときに、あまり転職が多いと実はスキルは磨かれません。スキルはやはり3年、5年とじっくりと磨いていかないと本当の意味で価値のあるものになっていかないので、転職すればスキルが磨かれるというよりはどこかの会社で一生懸命頑張ってスキルを磨き、そのスキルを活用できる場所として転職するとか、もっとそのスキルを磨くために転職するとか、そういった形のほうが成功するパターンなんですよね。だから、ポジションがないからとか上司と馬が合わないとか、どうしてもそういう要素も無くはないけれども、やはり自分の価値をどう上げるかということを常に考えて、かつその自分の価値が客観的に見たらどの程度なのかということを意識をして仕事をしていくことが大事です。




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